(有機鈴々 Neoベジタリアンライフ26)
美味しいグリーンサラダの正体は、葉と葉の間に存在する「緑の空気」。この空気をつくるのが、この料理最大のポイントだと断言します。
〈作り方〉
1 材料選びと下準備
レタスは1種類でもできますが、何種類かのレタスやその他の葉野菜を混ぜると、味、食感、彩りが楽しく、芯の部分はスライスして加えると表情が変わります。
まずは、野菜がのびのび呼吸できるようたっぷりの水の中に放ちます。ああ、気持ちいいわ。最低5分、乾いた葉が水分を吸い量感がよみがえります。洗った後は、表面の水をしっかり切ります。私は大きな野菜用水切り器を使っています。ちぎった野菜を2つのザルではさみ、流し台で何度か上下にふってもよいです。時間があるなら、ザルに葉っぱを立てて放置し乾かす方法もあります。
2 味付けと香りづけ
野菜にドレッシングをかけて食べるより、野菜にじかに調味料をかけて混ぜるサラダの方が味の満足度が高いのをご存じですか? 調味料はいたってシンプルです。
ただし、味付けは必ず食べる直前にします。
① エクストラバージンオリーブオイル(または好みの美味しいオイル)
② 白バルサミコ酢(または白ワインビネガー、レモン汁、好みの美味しい酢)
③ 自然塩と胡椒 これを一度にではなく、①、②、③の順に和えていきます。
油と酢の割合は、基本は油が4:酢が1で。あとはお好みで増減してください。
3 盛り付け
食べるのは葉と葉の間の緑の空気という意識で盛り付けます。調味料で和えるときも器に盛るときも、葉と葉の間に空間が生まれるようふわっと混ぜてふわっと盛る。葉と葉がぺったりくっついていてはグリーンサラダと呼びません位の気持ちで。
4 ランクアップ
基本のグリーンサラダが美味しく作れるようになったら、ランクアップを目指します。
① 食感をプラス(人参、大根、かぶ、キュウリ、玉ねぎ、クルトン、ナッツなど)
② 香りをプラス(フレッシュORドライハーブ、ペッパー、レモンの皮、果物など)
③ うまみをプラス(油揚げ、豆、ハム、チーズ、カリカリベーコン、じゃこ、海苔など)
5 基本の作り置きドレッシング
自家製ドレッシングを常備していると、サラダ作りはいつでも楽々。
私は「ホワイトバルサミコ酢」をよく使います。甘みも強く、砂糖やはちみつを加えなくても甘辛酸のバランスがよいドレッシングが簡単にできるのでおススメ。
かけるのではなく、食べる直前に野菜と和えて食卓へ。以下もよく作ります。
① はちみつレモンドレッシング オリーブ油4:レモン汁1:はちみつ1:デジョンマスタード1:塩、胡椒適量をよく混ぜる。甘みがあり万人受け。どんなサラダとも相性よし。冷蔵庫で1カ月。
② 刻み玉ねぎドレッシング 玉ねぎみじん切りに塩をしっかりふり、しばらく置いた後、好みの酢、好みの油をよく混ぜる。甘みが欲しければ砂糖を少し足す。冷蔵庫で10日間。
③ 醤油ドレッシング ポン酢2:油2:濃口醤油1をよく混ぜる。生野菜のほか、茹でた青菜や蒸した根菜、海藻や豆腐サラダにも。冷蔵庫で1カ月。