空芯菜のもっともポピュラーな食べ方は、ニンニクオイル炒めでしょうか。
短時間で炒め上げればシャキシャキとした歯ごたえが楽しめます。
味付けは塩胡椒だけでも十分おいしいですが、醤油やオイスターソースで風味をアップする方も多いのでは。
ニンニクオイル炒めにパスタや焼きそば麺を絡めてもよし、トマトや卵、エビやお肉と一緒に炒めれば、ボリュームある一品になりますね。
また、ほうれん草のようにカレーに入れたり、お浸し、ナムルなどの和え物にも使いやすい青菜です。
今回は、空芯菜(エンサイ)とキノコのお鍋です。
空芯菜(エンサイ)をお鍋でおいしくいただくコツは、ぜったい煮込まないことだと思います。
5㎝長さに切った茎を先にお鍋に入れ、温まったら葉を入れて、すぐさま火を止めます。
後は、お箸で自分のお椀に取って「あっつ!あっつう!」と言ってる間に余熱で火が通ります。
〈材料〉4人分
- 空芯菜(エンサイ) 1袋(200g)(5㎝長さにカット)
- エノキダケ 1袋(半分長さにカット)
- 舞茸 1パック(ほぐす)
- エリンギ 1本(細長く割く)
(キノコ類は全部で300g程度。エノキダケは必須。他はお好みのキノコでOK)
- A
- ニンニク 2片(皮をむいて丸ごと、切らない)
- 土しょうが 2片(薄くスライス)
- 生の青唐辛子 3〜4本(小口切り) なければ鷹の爪1〜2本とシシトウ3〜4本を小口切りにする
- 梅干し大 1個
- 水 900ml
- 酒 100ml
- 白醤油 50ml
- 甜菜糖 小さじ1
- 太白ごま油 100ml
- 自然塩 小さじ1/4〜
- 好みでスダチなどの柑橘
〈作り方〉
- スープを作る。土鍋に、Aのニンニクから甜菜糖までのすべてを入れて火にかけ、ふたをして、沸騰したら弱火で20分以上、ニンニクがスプーンの背などで軽く潰せるほど柔らかくなるまで煮込む。柔らかくなったニンニクを潰してスープに溶かす
- 1に、太白ごま油を入れ、味を見て、塩で味を整える(梅干しの塩分量によって調整してください)
- 2に、キノコを入れて煮立ったら、空芯菜(エンサイ)の茎を入れる。茎が温まったら葉も入れて、すぐに火を止め余熱で火を通す
- 好みで柑橘を絞ったり、ポン酢を少々垂らしていただく
*家族の足並みが揃わないときは、3のキノコを入れるところまで調理しておき、各自食べる直前に再沸騰させて空芯菜(エンサイ)を入れればOKです。
太白ごま油は、ごまを煎らずに低温圧搾法で搾られたもの。
一般的な焙煎ごま油のように、濃い色や強い香りがない為、たっぷりと使いやすいのが特徴です。
上質のごま油を使えば、出汁なし、植物食材のみのお鍋でも高い満足感が得られますよ。
それにしてもこの量の油は多いわ!と思われる方も、最低50mlは入れてください。
このお鍋の〆は、ラーメン、にゅうめん、うどんなど、麺がオススメです。